糖質制限であっても、極端な食べ過ぎは禁物

糖質制限のダイエットでは、糖質を含まないものや糖質を含む量が少ないものであれば、基本的には何を食べても構わないことになっています。

 

しかしながら、糖質を含まないものや糖質を含む量が少ないものであっても、極端に食べ過ぎてしまうのはよくありません。

 

もし、極端な食べ過ぎを起こしてしまうと、いくら糖質が含まれていない食品や糖質を含む量が少ない食品を摂っていたとしても、体重が増加する可能性があります。

 

強い負荷の無酸素運動によって筋肉が大きくなった場合の体重増加であれば、特に問題はありません。しかし、体形が明らかに肥満に近い状態での体重増加であれば、要注意です。

 

そのため、糖質制限中に体重が増加した場合には、食事で摂った糖質の量だけでなく、「食事の量そのものが多すぎないか」についても振り返ってみるのが良いでしょう。

 

そしてその対策として、食事の量を減らすことと、運動を取り入れることがあげられます。

 

食事の量を減らす

糖質制限中に、摂り過ぎていた食事の量を減らす場合、まずは糖質を摂る量と回数が現在よりも少なくなるように調節します。

 

そして、糖質を減らした場合には、その分だけ、水や食物繊維を摂る量を増やすようにしてみてください。このようにしないと、便秘を起こしてしまう恐れがあります。

 

糖質を減らした分だけ、水などの必要なものを摂るように調節したら、しばらくはそのままの状態で、体重に変化が起こるかを日々チェックしていきます。数日経っても変化が現れない場合には、再び先ほどと同じように調節します。

 

また、糖質を大きく減らした場合には、その分だけ、タンパク質や脂質を摂る割合を高めにするのがいいでしょう。これによって、エネルギーの不足を起こさないようにするわけです。

 

このような形で、食事の量や内容を調節してみてください。

 

運動を取り入れる

糖質制限中に限らず、ダイエットに運動を取り入れるのは効果的です。しかし、運動の種類によっては逆効果になることもあるので、注意が必要です。

 

運動を大きく分けると、ジョギングなどの有酸素運動や、ウエイトトレーニングなどの無酸素運動があげられます。これらのうち、有酸素運動だけを行うのは絶対に避けてください。

 

有酸素運動は、基本的には負荷が軽い運動になります。つまり、少ない筋肉でも可能な運動なわけです。

 

こうしたことから、有酸素運動だけを行っていると、運動に必要ない筋肉を減らして、運動を続けるのに必要な脂肪を溜め込む方向に体が変化していきます。その結果として、太りやすい体になってしまうのです。

 

そのため、有酸素運動だけを行うのはぜひとも避けてください。そして、有酸素運動ではなく、無酸素運動を取り入れることを考えてみてください。