運動無しでダイエットに成功する方法
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運動無しでダイエットに成功する方法
肥満に悩む人の中には、「ダイエットはしたいけれど、できれば運動はしたくない」「ダイエットのために運動したくても、忙しくて無理だ」という人がいます。そして、このような人の場合「運動をしていない自分にはダイエットは無理なのでは？」と思ってしまう傾向にあります。
確かに、ダイエットに運動を上手に取り入れることで、さらに効果的に痩せていくことができます。しかし方法によっては、無理をして運動の習慣を作らなくても、ダイエットに成功することは可能です。
そこで今回は、「運動なしでダイエットに成功する方法」について解説していきます。
普段の生活を見直し、運動なしで痩せる
運動なしでダイエットを成功させるためには、現在の生活習慣を改善することが重要です。より具体的にいうと、普段の食事で摂っている栄養を見直し、ダイエットに適した食生活にする必要があります。
そのため、まずは運動なしのダイエットで意識すべき栄養とそれぞれのポイントについて、ここで確認しておきましょう。
肥満の原因となる糖質を減らす
運動なしのダイエットに成功するために、できるだけ減らした方が良い栄養素として「糖質」が挙げられます。その理由は、糖質の摂り過ぎが肥満につながるからです。
糖質を体内に摂り入れると、それによって血糖値（血液中に存在する糖の量を示す値）が上昇します。すると、血糖値を下げる働きを持つホルモンである「インスリン」が、すい臓から分泌されます。そして、インスリンの働きによって、上がっていた血糖値が一気に低下します。
このときインスリンは、血液に含まれている糖質を脂肪に変換し、体内に蓄積させてしまいます。
さらに、食事などで糖質を摂った場合、体は糖質から優先的にエネルギーとして使おうとします。これにより、体についた脂肪がエネルギーとして使われにくくなってしまいます。
これらのことから、糖質を大量に摂れば摂るほど、肥満に近づいてしまうことになります。こうした事態を避けるためには、食事などで摂る糖質の量をできるだけ減らすことが大切です。
また、糖質を摂る量を減らすことで、体についた脂肪がエネルギーとして使われやすくなります。これにより、たとえ運動をしていなくても、普段から脂肪が燃えやすい状態になることができます。
タンパク質は痩せるために必須の栄養
運動なしのダイエットにおいて、できるだけ積極的に摂りたい栄養素として「タンパク質」が挙げられます。タンパク質には、「私たち人間がもつ筋肉や内臓などの材料になる」という役割があります。
筋肉は、私たちが体を動かしていないときであっても、「姿勢の維持」や「熱の産生」などのために自動的にエネルギーを消耗し続けています。そして、食事などでタンパク質を摂り入れた場合、筋肉の機能をさらに高めることができます。
筋肉が強化された場合、筋肉によって自然に消費されるエネルギーはさらに増えることになります。そのため、タンパク質を補って筋肉の機能を高めれば、日常的に消費するエネルギーの量が増えて太りにくい体になります。
運動なしで痩せるための具体的な食事内容とは
このように、運動なしで痩せたい場合には、食事で摂る糖質の量を減らす一方で、タンパク質を補うようにするのが良いです。それでは、具体的にどのような食生活を心がければ良いのでしょうか？
ご飯やパンなどの主食をやめ、糖質が少ない食品に置き換える
糖質は、ご飯やパン、めんなどの主食となる食品に多く含まれています。そのため、これらの主食を食べるのをやめ、その代わりに糖質をあまり含んでいない食品に置き換えるようにすることが大切です。
例えば、主食としてご飯やパンなどを食べるのをやめ、キャベツやレタスなどの葉っぱの野菜を食べるようにしています。人によっては、豆腐を主食の代わりに食べるケースもあります。
葉っぱの野菜も豆腐も、ご飯などの主食に比べて糖質の量が圧倒的に少ないです。そのため、これらの食品を主食に置き換えれば、食事で摂る糖質の量を大幅にカットすることができます。
なお、スーパーやコンビニには、水洗いされて切られた状態のキャベツやレタスが売られています。そのため、キャベツやレタスを洗ったり切ったりするのが面倒であれば、それらを活用することをおすすめします。
間食のときも、糖質が少ないものを選んで食べる
どら焼きなどの和菓子やケーキなどのスイーツには、大量の糖質が使われています。そのため、これらの食品を間食のときに食べ続けていると、糖質の摂りすぎによって痩せにくい体になってしまいます。
そこで、間食を摂りたくなったときには、チョコレートなどの糖質が多いものをなるべく避けるようにします。その代わりに、チーズやナッツ、するめ、ゆで卵などの糖質が少ないものを選ぶようにしましょう。
ダイエットでは間食を控えるように言われることが多いですが、糖質が少ないものをほどほどに食べる程度であれば特に問題ありません。
飲み物を摂るときは、なるべく水にする
飲み物を飲みたくなったときは、オレンジジュースなどの糖質を含むものはやめておきます。そして、水や麦茶などのように、糖質を含んでいない飲み物を摂るようにします。
また、糖質を制限する食生活では、以前の食事に比べて体内の水分量が少なくなります。そのため、糖質を控える前の食生活に比べて、できるだけこまめに水分補給をすることが大切です。
食生活の改善に無理は禁物
糖質を多く含む食品を減らすとき、無理をして急激に減らすのは危険です。なぜなら、日常的に甘いものを食べていた人が、ある日から突然甘いものを一切食べないようにした場合、次第に強いストレスを感じるようになってしまうからです。
ダイエット中に大きなストレスを感じてしまうと、人によっては暴飲暴食に走ってしまう恐れがあります。また人によっては、我慢のし過ぎによってうつのような状態になってしまうケースもあります。これでは、運動なしでダイエットに成功するどころか、心と体がますます不健康な状態になってしまいます。
これを避けるためには、いきなり糖質を一切摂らないようにするのではなく、できるところから少しずつ減らしていくことが大切です。
例えば、日常的にご飯を食べている人であれば、まずは1回の食事で食べるご飯の量を1口か2口分減らすところから始めましょう。そして、少しずつキャベツやレタスを主食に切り替えていけば、ストレスを抱えずに済みます。
また、甘いお菓子が好きな人であれば、食べるときにすぐに飲み込むのをやめ、30回などできるだけ多く噛んで味わうようにします。この食べ方であれば、お菓子の量が少なくも満足しやすくなり、摂取量を無理なく減らしていくことができます。
このように、糖質が多い食品を避け、糖質が少ないものに切り替えることで、運動なしでもダイエットに成功することができます。このとき、無理をして食生活を大きく変えるのは避け、できるところから少しずつ直していくことが大切です。
これによって、運動の習慣を身につけることなく、ダイエットを成功させてスリムな体になることができます。