ダイエットを成功させるためには、無理な運動を避けるべき

世間一般的には、ダイエットでは運動をすることが重要であると考えられています。確かに、運動をするとエネルギーを消費するため、運動はダイエットに効果があるといえます。

 

しかし実際のところ、ダイエットのために無理な運動をするのは避けておいた方がいいです。なぜなら、つらい運動を続けようとすると、途中でダイエットに挫折してしまう可能性が高くなるからです。

 

そこで今回は、ダイエット中に無理な運動をするべきではない理由について述べていきます。

 

きつい運動をするほど食欲が強まる

ダイエットを始める人によっては、ウォーキングや筋力トレーニングなどの運動をダイエットに取り入れる方がいます。

 

この場合、無理のない範囲で適度に行う分には問題ありません。また、筋力トレーニングによって筋肉がつくことで、以前よりもエネルギーを消費しやすい体にすることができます。

 

その一方で、無理をしてきつい運動を続けていくのは、あまりおすすめできません。なぜなら、つらい運動をすればするほど、運動後に強い食欲を感じることになるからです。そのため、食欲が強まってしまうほどの極端な運動をするのは、なるべく避けた方がいいです。

 

このようにいうと、人によっては「食欲を我慢できれば問題ないのではないか?」と考える方がいるかもしれません。しかし、食欲を我慢できる方であっても、やはりきつい運動をすることはお勧めできません。

 

なぜなら、「我慢をする」ということは、結果的に強いストレスを感じることになってしまうからです。

 

基本的にダイエットは、習慣化させることができなければ、高確率でリバウンドを起こすことになってしまいます。実際のところ、食べることを長期的に我慢し続けていれば、いずれ我慢が限界に達し、ドカ食いを起こしてリバウンドする危険性が高いです。

 

また、仮に食欲を我慢し続けられたとしても、ストレスによって体調不良を起こしたり鬱(うつ)になってしまったりする可能性があります。

 

このことから、例え食欲を我慢する自信がある方であっても、無理な運動を続けようとするのは避けておいた方がいいといえます。

 

ダイエット成功のためには、運動よりも食生活の改善の方が重要

ダイエットを始める人の中には、運動を取り入れることで痩せようとする人がいます。そして、このような考え方を持つ人の場合、食生活の改善を行わないケースがあります。

 

ダイエットに運動を取り入れることは、決して悪いことではありません。無理のない範囲で適度に運動をする場合であれば、それほど強い食欲は感じませんし、体にとって良い刺激となります。

 

ただ実際のところ、純粋に運動を取り入れる一方で、食生活を全く変更しないままの場合、ダイエットを成功させるのは非常に大変です。

 

これは、運動によって消耗するエネルギーから考えるとわかりやすいかもしれません。例えば、ランニングを30分続けることで、約200キロカロリーのエネルギーを消費できるとされています。

 

ただ、ランニングを30分続けることは、もともと運動することが得意な人でもない限り、とてもつらく感じてしまうものです。そして、走ることに慣れていない人がランニングを行った後、高い確率で強い食欲を感じてしまいます。

 

これにより、ついつい食事を多く摂り過ぎてしまったり、甘いものを食べたくなったりしてしまいます。また、食欲を無理に我慢しようとすれば、ストレスを感じてダイエットに挫折しやすくなる可能性があります。

 

そして最悪の場合、ストレスに耐えかねてドカ食いをするようになってしまい、リバウンドを起こしてしまいます。

 

その一方で、ストレスにならない程度に太りやすい食べ物(菓子やジュースなど)を少しずつ減らす場合、ランニングなどの運動を無理に始めなくても健康的に痩せることができます。

 

また、徐々に食事内容を改善していくことによって、「太りやすいものをなるべく取らない食生活」を習慣化していくことができます。このような形でダイエットをする場合には、何らかの反動でリバウンドしてしまうことはまずありません。

 

そのため、ダイエットでは運動を取り入れることよりも、食生活の見直しをしてみることが大切です。そして、食生活を改善させる際には、決して無理のない範囲で少しずつ変えていくことが大切です。

 

今回述べたように、ダイエットでは無理な運動をするほど失敗するリスクが高まります。また、ダイエットでは運動以上に食生活の改善が重要になります。

 

一時的に無理をするダイエットでは、高確率でリバウンドを起こしてしまいます。こうした事態を避けるため、ぜひとも少しずつ心と体を慣らしながらダイエットに挑戦するようにしてみてください。