オクラの栄養価・選ぶポイント・調理法

オクラは、アフリカを原産地としています。オクラが日本に伝わったのは、幕末の頃とされています。またオクラは、アオイ科の1年草にあてはまります。

 

 オクラの栄養価
オクラは、高い栄養価をもつ野菜の1つにあてはまります。オクラ(生のもの)に含まれている主な栄養素には、β-カロテン・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・鉄などがあげられます。

 

オクラに含まれる栄養素により、免疫力の強化・細胞の老化の防止・がんの予防・動脈硬化の予防・夏バテの防止・疲労回復の効果が得られるとされています。

 

オクラには、特徴的なぬめりがあります。このぬめりの成分には、食物繊維であるペクチン・ガラクタン・アラバンなどがあげられます。

 

オクラのぬめりの成分には、コレステロールの吸収を抑える作用や腸の調子を整える作用があるとされています。

 

食物繊維であるペクチンは、下痢の改善・便秘の改善・胃の粘膜を保護する作用をそれぞれもつとされています。

 

さらにペクチンには、糖の消化と吸収の速さをゆるやかにし、血糖値の上昇を抑制する作用があります。そのため、ペクチンは糖尿病を予防するのに有効なものです。

 

 オクラを選ぶポイント
オクラを選ぶ場合、以下のポイントに注目してみてください。

 

 ○オクラの全体的な特徴
 ・さやの色が濃い緑色のもの
 ・大きさが小ぶりなもの
 ・表面にたくさんの産毛が生えているもの
 ・角の部分がはっきりとしているもの
 ・真っすぐでなめらかな形のもの

 

 オクラの調理法
オクラのヘタは、苦味をもっています。そのため、オクラを調理する際には、包丁などでヘタを取り除いてから使うのが良いでしょう。

 

煮魚を煮る場合、オクラを加えることで、魚のにおいを取り除くことができます。

 

オクラの表面には産毛があります。オクラのうぶ毛は、塩を付けてこすることによって落とすことができます。

 

塩を入れたお湯に、産毛を取り除いたオクラを軽く湯通しすることで、オクラの色が明るい緑色に仕上がります。