ロタウイルス、風疹ウイルス − 健康と医療の情報局

 

ロタウイルス、風疹ウイルス

 

ロタウイルス
ロタウイルスは、11個の分節で構成される二本鎖RNAをもつウイルスである。

 

 ロタウイルスの病原性
ロタウイルスは、急性胃腸炎の病原体である。この疾患が発病する際に、急な激しい嘔吐が起こる。さらに、白色で酸の臭いがある水様性の下痢が生じる。この疾患は、主に乳幼児に流行する。

 

 

風疹ウイルス
風疹ウイルスは、RNAをもち、人だけを宿主にするウイルスである。

 

 風疹ウイルスの感染経路
感染者からの飛沫による気道への感染や、感染した母親から胎児への垂直感染などが、風疹ウイルスの感染経路としてあげられる。

 

 風疹ウイルス病原性
風疹ウイルスによって起こる疾患は、気道への感染によって起こる風疹や、母親から胎児への垂直感染によって起こる先天性風疹症候群(CRS)がある。

 

・風疹
感染者の飛沫に風疹ウイルスが含まれており、そのウイルスが気道に侵入することで感染する。上皮での局所感染の後にウイルス血症が生じ、体全体にウイルスが拡大する。

 

風疹は、感染から2〜3週間ほどの潜伏期をおいて発病する。発病する際には、発疹、発熱、リンパ節腫脹などが引き起こされる。風疹の症状そのものは、軽度である。

 

・先天性風疹症候群(CRS)
妊娠中の女性が風疹ウイルスに感染することで、ウイルス血症が起こる。それによって、胎盤を通して胎児に風疹ウイルスが感染する。

 

この場合、流産や死産となってしまうことがほとんどである。また、感染した母親から生まれた新生児には、先天性風疹症候群(CRS)が引き起こされる。

 

この疾患では、心奇系、内耳性難聴、白内障などの症状が引き起こされる。

 

 風疹ウイルスに対する予防法
風疹ウイルスに対する予防法として、弱毒性ワクチンの予防接種があげられる。