リケッチア、発疹チフス、日本紅斑熱、つつが虫病 − 健康と医療の情報局

 

リケッチア、発疹チフス、日本紅斑熱、つつが虫病

 

リケッチア
リケッチアは、グラム陰性の細菌であり、好気性を示す。また、生きた細胞の中でなければ増殖しない偏性細胞内寄生性の細菌である。

 

リケッチアは、ダニ、ノミ、シラミなどの動物を媒介にしており、それらの動物を通して人に感染する。

 

自然の環境で、体内にリケッチアを含んでいる動物をリザーバーという。また、哺乳類の動物にリケッチアの媒介を行う動物をベクターという。

 

リケッチアに属する細菌による感染症には、発疹チフス日本紅斑熱つつが虫病などがあげられる。

 

 

発疹チフス
発疹チフスリケッチアの感染によって、発疹チフスが引き起こされる。

 

上記の菌に感染した場合、約10日の潜伏期の後に発病する。また、発疹チフスが発病する際には、高熱や悪寒が起こる。さらに、頭痛、腰痛、発疹が引き起こされる。

 

 発疹チフスリケッチアの感染経路
発疹チフスリケッチアの場合、シラミなどの動物が媒介動物となっている。発疹チフスの患者の血液を吸った動物の体内で、菌が増殖する。そして、媒介動物の糞便に混じって、菌が排出される。

 

排出された菌が、傷口や気管などから侵入した場合に、感染が引き起こされる。

 

 発疹チフスの治療法
抗生物質の投与が、発疹チフスの治療法としてあげられる。

 

 発疹チフスの予防法
ワクチンの予防接種のほか、発疹チフスを媒介するシラミの駆除や衛生管理の改善などが、発疹チフスの予防法としてあげられる。

 

 

日本紅斑熱
日本紅斑熱は、紅斑熱群リケッチアに属する日本紅斑熱リケッチアによって起こる感染症である。

 

日本紅斑熱の症状には、頭痛、高熱、皮膚が赤く膨らむ紅斑などがあげられる。またこの疾患の原因となる菌は、マダニなどの動物を媒介動物としている。

 

 日本紅斑熱の治療法
日本紅斑熱の治療法として、抗生物質の投与があげられる。

 

 

つつが虫病
つつが虫病の原因菌は、つつが虫病リケッチアである。つつが虫病リケッチアは、つつが虫をリザーバー、およびベクターとしている。

 

つつが虫病リケッチアに感染した場合、10日ほど経った後で、頭痛、関節痛、高熱などの症状が起きて、つつが虫病を発病する。

 

つつが虫病が発病すると、リンパ節の腫瘍や紅斑が引き起こされる。また、腹部の皮膚などに、かさぶた(痂皮:かひ)を含む円形の潰瘍である刺し口が現れる。

 

 つつが虫病の治療法
つつが虫病の治療法として、抗生物質の投与があげられる。しかし、治療を間違ってしまうと死に至る恐れがある。

 

 つつが虫病の予防法
つつが虫に刺されないように注意することが、つつが虫病の予防法としてあげられる。