眼球の付属器(眼瞼・涙器・眼筋) − 健康と医療の情報局

 

眼球の付属器(眼瞼・涙器・眼筋)

 

眼瞼(がんけん、まぶた)
眼瞼は、眼球の外側の上部と下部とに存在する。眼球を保護する役割をもつ。

 

眼瞼の外側は、皮膚でできている。眼瞼の内側は、眼瞼結膜になっている。眼瞼結膜には、血管と神経が多く含まれている。

 

眼球の前面のうちの一部をおおっている結膜があり、それを眼球結膜という。眼瞼結膜から眼球結膜に移り変わる場所を結膜円蓋という。

 

眼瞼の内側には、瞼板という結合組織性の構造体と、眼輪筋が存在する。瞼板の内部には、瞼板腺(マイボーム腺)というものがある。

 

眼瞼の内部にある瞼板腺は、30〜40個ほどで1つの列をつくって並んでいる。眼瞼の後ろ側の縁には、瞼板腺の導管が開いている。

 

眼瞼の前方の縁には、2〜3列ほど並んでいる睫毛(しょうもう、まつげ)ある。睫毛の根っこの部分には、睫毛腺(モル腺)と脂腺(ツァイス腺)が、それぞれ開いている。

 

 

涙器
眼球上部の外側にある漿液腺を涙腺という。涙腺は涙を分泌する腺である。涙には、角膜の乾燥を防いだり、眼球の表面を洗い流す効果がある。

 

涙腺で分泌された涙は、眼球の表面で角膜をぬらした後、内眼角という場所にたまる。

 

内眼角にたまった涙は、上と下の涙点に向かう。そして、それぞれの涙点からは、涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管→下鼻道という順番で、涙が進む。

 

まばたき(瞬目)によって、眼球の表面を等しくぬらすことができる。また、鼻涙管を伸び縮みさせて、涙を吸い取ることもできる。

 

 

眼筋(外眼筋)
眼には、眼球を動かす骨格筋であるさまざまな眼筋(外眼筋)が存在する。眼筋に属する筋には、上直筋下直筋内側直筋外側直筋上斜筋下斜筋上眼瞼挙筋がある。

 

上斜筋は、滑車神経の支配を受ける。外側直筋は、外転神経の支配を受ける。残りの上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋、上眼瞼挙筋は、動眼神経の支配を受ける

 

 上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋
上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋は、それぞれ視神経管のまわりにある総腱輪から起始する。そして、角膜の縁の後方部に向かい、眼球の強膜で停止する。

 

 上斜筋
上斜筋は、上記の直筋と同じく総腱輪から起始する。そこから眼窩の内側の隅を通り、滑車をくぐる。その後、眼球の上部の面に停止する。

 

 下斜筋
下斜筋は、眼球が入る眼窩の底部の前方部から起始する。そこから眼球の下を通り、眼球の側頭部の面で停止する。

 

 上眼瞼挙筋
上眼瞼挙筋は、眼球の後方から起始する。そして、上直筋の上を通って、上眼瞼に広がって停止する。