膵島、副腎の構造、性腺 − 健康と医療の情報局

 

膵島、副腎の構造、性腺

 

膵島(すいとう)
膵臓(すいぞう)は、ホルモンの分泌を行う膵島(ランゲルハンス島)と膵液の分泌を行う外分泌部とで構成される。膵島は、膵臓の外分泌腺の組織の間に、散らばって存在している。

 

膵島は、膵臓全体の容積の3%ほどを占めている。また、膵臓の尾部には、比較的多くの膵島が存在する。

 

膵島がもつ血管は、洞様毛細血管というものになっている。洞様毛細血管は、外分泌部に存在する毛細血管に比べて非常に太い。

 

 膵島の細胞
膵島にある細胞には、A細胞(α細胞)、B細胞(β細胞)、D細胞(δ細胞:デルタ細胞)、PP細胞がある。

 

・A細胞(α細胞)
A細胞(α細胞)は、グルカゴンの分泌を行う。膵島の細胞の約20%をA細胞が占めている。

 

・B細胞(β細胞)
B細胞(β細胞)は、インスリンの分泌を行う。膵島の細胞の約70%をB細胞が占めている。

 

・D細胞(δ細胞:デルタ細胞)
D細胞(δ細胞:デルタ細胞)は、ソマトスタチンの分泌を行う。膵島の細胞の約5%をD細胞が占めている。

 

・PP細胞
PP細胞は、膵臓ポリペプチドの分泌を行う。

 

 

副腎
副腎は、左右1対の器官である。それぞれの副腎は、左右それぞれの腎臓の上部に存在する。副腎は、脂肪皮膜によって包み込まれている。

 

副腎の内側は、皮質(副腎皮質)と髄質(副腎髄質)とに明確に分かれている。副腎がもつ皮質と髄質は、互いに機能や構造などに違いがある。

 

 副腎皮質
副腎皮質では、副腎皮質ホルモン(コルチコイド)が分泌される。

 

副腎皮質は、表面にあるものから順に、球状帯束状帯網状帯の3つの層で構成されている。それぞれの層によって、分泌されるホルモンに違いがある。

 

・球状帯
副腎皮質の球状帯で分泌されるホルモンは、主として電解質代謝に関与する鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイド)である。鉱質コルチコイドに属するホルモンには、アルドステロンなどがある。

 

・束状帯
副腎皮質の束状帯で分泌されるホルモンは、主として糖代謝に関与する糖質コルチコイド(グルココルチコイド)である。糖質コルチコイドに属するホルモンには、コルチゾンなどがある。

 

・網状帯
副腎皮質の網状帯では、主として性ホルモンが分泌される。性ホルモンに属するものには、男性ホルモンなどがある。

 

 副腎髄質
副腎髄質は、ペプチド(エンケファリンなど)とモノアミン(ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど)を分泌する。副腎髄質は、クロム塩で黄色みがかった茶色に染まる。このことからクロム親和細胞といわれる。

 

 

性腺
精巣にはライディッヒ細胞(間質細胞)が存在する。ライディッヒ細胞からは、アンドロゲン(男性ホルモン)が分泌される。

 

卵巣には、黄体卵胞(内卵胞膜細胞)が存在する。黄体からは、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌される。卵胞からは、エストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌される。