消費カロリーを増やし、糖質を減らす

ダイエットを成功させるためには、「消費カロリーを増やし、摂取カロリーを減らせばよい」といわれます。

 

ですが、消費カロリーは正しい方法で消費するようにしなければ、むしろ太りやすくなる恐れがあります。また、摂取カロリーを減らすことよりも、糖質を減らすことを意識した方が良いです。

 

それでは、消費カロリーを増やす方法と、糖質を減らす方が良い理由について、それぞれ述べていきます。

 

消費カロリーを増やす方法

消費カロリーを増やす方法としては、運動することがあげられます。運動には、筋力トレーニングなどの無酸素運動や、ウォーキングなどの有酸素運動があります。

 

これらの運動のうち、有酸素運動だけを行った場合には、筋肉の減少を招き、かえって太りやすい体になってしまいます。そのため、有酸素運動だけを行うのは、絶対にやめたほうがいいです。

 

そして、当サイトでは筋力トレーニングなどの無酸素運動をおすすめします。なぜなら、無酸素運動によって筋肉が付けば、ふだんからより多くのカロリーを消費するようになるからです。

 

無酸素運動を行う場合、まずは週に1回か2回ほどにし、2回やる場合には間隔を3日以上あけます。こうすることで、無酸素運動によって傷付いた筋肉が回復するまでの期間を確保するのです。

 

そして、その日鍛えたい筋肉を1ヶ所か2ヶ所に絞って、できるだけ強い負荷をかけて運動します。

 

ジムなどでさまざまな筋肉を1時間などの長時間にわたって鍛える方もいるかもしれません。しかし、これをやってしまうと、筋肉が回復しなくなってしまいます。

 

そのため、筋力トレーニングなどの無酸素運動は、なるべく短時間に区切って、その日鍛えたい筋肉だけを集中的に鍛える必要があります。そして、運動が終わった後は、栄養と休息を十分にとることが重要です。

 

糖質を減らす

それではここからは、摂取カロリーを減らすよりも糖質を減らすことを意識した方が良い理由について、述べていきます。

 

糖質を摂ると、インスリンというホルモンが膵臓(すいぞう)から分泌されます。インスリンは、余分な糖質を脂肪として溜め込む働きをもっています。そのため、糖質を摂るたびにインスリンの分泌が起こり、体が太る方向に向かってしまいます。

 

そこで、糖質を摂る量そのものを減らし、インスリンの分泌をなるべく抑えることで、インスリンによる脂肪の溜め込みをより少なくできます。

 

その一方で、タンパク質はしっかりと摂る必要があります。

 

タンパク質は、筋肉の材料となる栄養素です。無酸素運動によって傷ついた筋肉を回復させ、より大きな筋肉にするためにも、ぜひともタンパク質を十分に摂る必要があります。

 

また、タンパク質の次に、脂質もある程度しっかりと摂ることをおすすめします。

 

脂質は、脳や筋肉などのエネルギーの材料になるだけでなく、体内に必要な栄養素でもあります。また、脂質などを材料にして、必要最小限の糖質をつくることができます。

 

さらに、糖質の摂取をなるべく抑え、タンパク質と脂質を中心とする食事に変えた場合、体についた脂肪が常に燃焼されるようになります。

 

なぜなら、糖質が体内に入る量が少なくなったことで、糖質だけではエネルギーが足りなくなり、体内の脂肪が主なエネルギー源として使われるようになるからです。

 

そのため、タンパク質や脂質を摂取する割合を大きして糖質をなるべく摂らないようにし、摂取カロリーを適度な値にまで減らすことが大切です。