痩せている人と太っている人の行動の違い

世の中、痩せている人もいれば太っている人もいます。それでは、痩せている方と太っている方では、その行動にどのような違いがあるのでしょうか。

 

痩せている人の行動

やせている人がやせたままでいられる理由は、もちろん人によって異なります。そこで、痩せている人が痩せた状態でいられる理由として考えられるものを、いくつか挙げていきます。

 

痩せている方の中には、一見すると「食事の量が多い」と感じる方がいます。そして、そのような人が痩せたままでいられる理由として考えられるものの1つとして、「太りにくい食事の内容になっていること」があげられます。

 

具体的な例としては、米やパンなどの主食や甘いものを一切摂らずに、大豆、魚、肉を中心とした食事である場合です。このケースであると、食べている量自体は多くても、糖質の摂取量が極端に少なくてタンパク質が中心となっていれば、糖質中心の食事に比べて太りにくいのです。

 

その理由として、タンパク質中心の食事では、膵臓(すいぞう)からのインスリンというホルモンの分泌が少ないため、脂肪が体に付きにくいことなどがあげられます。

 

その他のやせたままでいられる理由として考えられるものには、無酸素運動などによって、しっかりと体に筋肉を付けている場合があげられます。

 

筋肉が多ければ多いほど、基礎代謝があがります。つまり、筋肉が多いことで、日頃から消費するカロリーが多くなるのです。そのため、たくさん食べたとしても、高い基礎代謝によっ、太らずに現状維持できることが考えられます。

 

その他にも、飲み物でカロリーを摂っていなかったり、間食をしていなかったりと、ふだんから余分なカロリーを摂らないように気をつけていたりする場合も考えられます。こうした、普段からの努力の積み重ねが、ダイエットに対して効果を発揮しているのです。

 

また、普段から痩せている人は、つねに自分の体形を気にしていたりします。そして、少しでも体重が増えたらすぐにプチダイエットをするといった場合もあるわけです。

 

このように、痩せている人がやせたままでいられる理由だと考えられるものには、いろいろなものが挙げられます。もちろん、上記にあげたもの以外にも、痩せたままでいられる秘訣があるのではないかと思います。

 

しかし、痩せているように見えて、実は体についている脂肪の割合が高い、隠れ肥満の人もいます。そのため、痩せている人の行動をそのまますべて真似するのは危険です。

 

そのため、正しい情報を集めた上で、実践できるものを正しく取り入れていくことが重要です。それでは今度は、太っている人が太った状態から抜け出せない原因として考えられる行動について、述べていきたいと思います。

 

太っている人の行動

太っている人が太った状態から脱出できない原因として考えられるものにも、さまざまなものがあげられます。そのうちの1つとして、糖質中心の食生活であることがあげられます。

 

たとえば、米やパンなどの主食が多く、肉や魚などをほとんどとっていなかったり、甘いジュースを飲んでいたり、間食として糖質を含む食べ物を摂っていたりする場合などです。

 

糖質中心の食生活ですと、タンパク質や脂質を中心とする食生活に比べて、かなり太りやすくなってしまいます。

 

食事で摂った余分な糖質は、脂肪として蓄えられます。また、体における脂肪をエネルギーとして使う回路が十分に働かなくなってしまいます。

 

さらに、タンパク質の摂取量が少ない場合には、体の筋肉を保つことができません。その結果、筋肉が落とされてしまい、基礎代謝も落ちてしまうのです。

 

その他の、太ったままになってしまう原因として、1日2回などの少ない食事回数でたくさんの量を食べていることがあげられます。

 

食事の間隔が開き過ぎてしまうと、体は「今度はいつ食べ物が入ってくるかわからないから、食品に含まれる糖質をできるだけ脂肪として蓄えておこう」「カロリーの消費が激しい筋肉は落とそう」と判断します。

 

そのため、体にたくさんの脂肪が付いてしまい、その一方で、体に付いていた筋肉が落ちてしまうのです。そして、これに加えて糖質中心の食生活であった場合、余分な糖質が脂肪として蓄えられ、ますます太る方向に向かってしまうわけです。

 

その他にも、有酸素運動だけを行ったために、筋肉が落ちて太りやすくなっていたりする場合があります。このように、太った状態になってしまう原因として考えられるものも、実にさまざまです。

 

ダイエット中で、自分がやせられないことで悩んでいるのであれば、上記のような原因を見直して、正しい努力を行うようにしてみてください。