糖質制限中も、必要な栄養はしっかりと摂る − 健康と医療の情報局

糖質制限中も、必要な栄養はしっかりと摂る

 

糖質制限を実行している方の中には、「糖質制限ダイエットでは、糖質さえ摂らなければ何を食べてもOK」と思っている方がいます。これは、ある意味正解ではあるのですが、勘違いを起こしやすい解釈です。

 

結論から言いますと、糖質制限ダイエットでは、たしかに糖質を含まないものや、糖質が含まれる量が少ないものであれば、食べること自体は構いません。

 

しかし、食事をする場合には、食べ物の栄養を考えて、糖質を除くどれかに偏ることなく、必要な栄養をしっかりと摂らなければならないのです。

 

極端な解釈をやめて、必要な成分をしっかりと補う

糖質制限をしている方の中には、肉ばかり摂る方や、卵ばかり摂る方もいます。このような食生活ですと、栄養が偏ってしまう恐れがありますので、どうかやめてください。

 

糖質制限を行っている場合には、タンパク質と脂質が食事の中心になります。そのため、これらを多く含む肉・魚・卵を多く摂るのが、一見いいように思えてしまいます。

 

しかし、肉や魚などの1つの食材に偏るのではなく、糖質を含む量が少ない他の食材と組み合わせて食事を摂るようにしてください。

 

タンパク質と脂質以外に必要となる栄養

タンパク質と脂質以外に必要な成分として、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがあります。これらの成分が十分でないと、体に異常が現れる恐れがあります。

 

そのため、糖質制限中であっても、これらを含む食材のうち、糖質を含む量が少ないものをうまく食事に摂りいれるようにすることが大切です。

 

 ○ビタミン
ビタミンには、ビタミンA・ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKがあります。

 

これらのビタミンの摂取が十分でないと、そのビタミンが足りないことによる欠乏症を起こす恐れがあります。そのため、ビタミンの不足を起こさないように、それぞれのビタミンをしっかりと摂ることが重要です。

 

また、ビタミンのうち、ビタミンA・D・E・Kを脂溶性ビタミンといい、ビタミンB群とビタミンCのことを水溶性ビタミンといいます。脂溶性ビタミンを多く摂り過ぎた場合、それによる過剰症が起こることがあります。

 

こうしたことから、糖質を含まない食材のうち、いろいろな種類の食材をバランスよく摂り、どれか1つの食材ばかりに偏らないようにすることが大切です。これにより、どれか1つの脂溶性ビタミンだけを摂り過ぎる危険性を抑えることができるのです。

 

 ○ミネラル
ミネラルには、カルシウム・ナトリウム・カリウム・鉄・銅・リン・マグネシウムなどがあります。ミネラルには、骨などを構成する材料となるものや、筋肉の収縮に必要となるものなど、さまざまなものがあげられます。

 

ミネラルが足りない場合にも、そのミネラルが足りないことによる欠乏症が引き起こされることがあります。また、ミネラルによっては、摂り過ぎによる過剰症が起こることもあります。

 

そのため、ビタミンと同様に、特定の食材に偏らないように、糖質が少ない食材をバランスよく組み合わせて摂ることが重要になります。

 

 ○食物繊維
食物繊維は、野菜・豆類・大豆などに含まれています。食物繊維をしっかりと摂ることにより、ダイエット中に起こりがちな便秘の解消が期待できます。

 

糖質制限中の場合に、食物繊維を摂るのにおすすめな食材として、コンニャクがあげられます。こんにゃくにはほとんど糖質が含まれませんし、カロリーもごくわずかです。

 

さらに腹持ちもいいため、コンニャクはダイエットに理想的な食材といえます。