タンパク質の組成、脂質の種類 − 健康と医療の情報局

 

タンパク質の組成、脂質の種類

 

タンパク質
数多くのアミノ酸がペプチド結合してできたものが、タンパク質である。タンパク質には、酸素、水素、炭素、窒素などが含まれる。

 

 アミノ酸
タンパク質を構成するアミノ酸の種類は、20種類である。アミノ酸には、カルボキシル基(−COOH)とアミノ基(−NH2)がある。

 

アミノ酸のうち、生体にとって欠かせないもので、また体の中でつくることができないものを、必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)という。

 

必須アミノ酸のうち、成人に必要なものは、メチオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、リジン(リシン)、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン(トレオニン)である。小児の場合には、さらにヒスチジンが必須アミノ酸に加わる。

 

 

アミノ酸2個でできているものをジペプチドという。また、2〜10個のアミノ酸でできているものをオリゴペプチドという。タンパク質は、さらに多くのアミノ酸によって構成されている。

 

 

脂質(脂肪)
脂質のうち、血液に含まれるものは、コレステロール中性脂肪(トリグリセリド)、遊離脂肪酸リン脂質の状態で存在している。

 

 コレステロール
コレステロールは、アセチルCoA(アセチルコエンザイムA)からつくられる。

 

つくられたコレステロールがエステル化されると、VLDL(超低密度リポタンパク)に変わる。VLDLは、さらにLDL(低密度リポタンパク)や、HDL(高密度リポタンパク)へと変わる。

 

また、ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン、黄体ホルモンなど)や胆汁酸は、コレステロールがもつ炭素27個のさまざまな場所が切り離されることでつくられる。

 

 中性脂肪(トリグリセリド)
食事で摂った脂質のほとんどは、中性脂肪(トリグリセリド)になる。中性脂肪は、生体におけるエネルギー源になる。

 

脂肪酸とグリセリン(グリセロール)が結合して、中性脂肪が構成される。中性脂肪は、小腸から吸収される。そして、リポタンパク質であるキロミクロン(乳状脂粒)に変わる。

 

キロミクロンは、TG・rich・L(トリグリセリド・リッチ・リポタンパク)に変わる。TG・rich・Lのうちの一部は、脂肪酸として、筋肉や脂肪酸組織に蓄えられる。別のもう一部は、グリセリンとなって肝臓に蓄えられる。

 

 遊離脂肪酸
中性脂肪から分離した脂肪酸のうち、一部は遊離脂肪酸になる。その遊離脂肪酸は、血漿の中に存在する。

 

 リン脂質
リン脂質は、細胞膜を構成する主な成分である。