エネルギー代謝、肥満 − 健康と医療の情報局

 

エネルギー代謝、肥満

 

エネルギー代謝
体の中に入った栄養素は、代謝されることで、より簡単な物質に変わる。また、栄養素が酸化(燃焼)されることで、エネルギーがつくられる。エネルギーの視点から見た代謝のことを、エネルギー代謝という。

 

 基礎代謝
心臓の拍動や呼吸など、生命の維持に必要な活動をするときの代謝を、基礎代謝という。基礎代謝には、運動によって消費するエネルギー量は含まない。

 

 エネルギー代謝率(RMR)
運動すると、その運動量の分だけエネルギーを多く消費する。それによって、代謝量が基礎代謝量を上回る。

 

特定の活動によって消費したすべてのエネルギーから、その活動をする前に、活動時と同じ時間だけ安静にしていたときの代謝量を引く。

 

このとき出た値を、活動時、安静時と同じ時間あたりの基礎代謝量で割ることで、エネルギー代謝率(RMR)を求めることができる。エネルギー代謝率の求め方を式にすると、以下のようになる。

 

 ・エネルギー代謝率=((活動時の全消費エネルギー量)−(安静時の消費エネルギー量))÷基礎代謝量

 

エネルギー代謝量は、基礎代謝量に対して、その活動によって代謝がどれだけ増えたかを表すものである。そのため、それぞれ活動ごとに値が決まっており、体格による個人差はない。

 

 

肥満
運動不足や食べ過ぎなどによって、エネルギーの消費量よりもエネルギーの摂取量が多くなってしまうと、肥満になる。肥満は体形や体重には関係なく、体脂肪が増えすぎた状態を指す。

 

肥満になると、脂肪肝、胆石症などの病気や、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が起こりやすくなる。

 

また、腹部の内臓に脂肪が溜まる腹部内蔵型肥満の方が、脚などの下半身に脂肪が溜まる下半身肥満よりも病気を起こしやすい。

 

肥満の予防としては、食べ物の量や種類などの改善(食事療法)、有酸素運動などがあげられる。

 

 BMI
体脂肪とBMIは比例することが多い。そのため、肥満であるかの判断のためにBMIが使われる場合がある。BMIは、次の式によって求めることができる。

 

 ・BMI=体重(kg)÷(身長(m))2