ダイエットでは、糖質と脂質のどちらを減らすべきか − 健康と医療の情報局

ダイエットでは、糖質と脂質のどちらを減らすべきか

 

ダイエットに取り組む人の中には、「ダイエットに成功するためには、糖質と脂質のどちらを減らせばいいかわからない」と感じる方がいます。

 

このことについて理解するためには、糖質と脂質が体内に入ったときの役割について、しっかりと認識することが大切です。そして、このことを正しく理解せずに間違ったダイエット法を選んでしまうと、場合によっては体調不良を起こしてしまう恐れがあります。

 

そこで今回は、「ダイエットにおいて、糖質と脂質のどちらを減らすべきか」について解説していきます。

 

ダイエットでは、脂質ではなく糖質を減らすことが重要

ダイエットを始める人の中には、「脂肪を摂ると太りそう」と考えてしまう人がいます。しかし実際のところ、肥満の原因となるものは「糖質の摂り過ぎ」にあります。

 

食事などを通して体の中に糖質を摂り入れた場合、体は動くためのエネルギーとして糖質から優先して使おうとします。すると、あらかじめ体についていた体脂肪は、体のエネルギーとして使われにくくなってしまいます。

 

さらに、食事などで摂った糖質のうち体内で余ったものは、体脂肪に変換されて体内にとどまることになってしまいます。つまり、糖質中心の食生活では、どんどん太りやすい体質に変わってしまうことになります。

 

例えば、朝食・昼食・夕食のそれぞれで、ごはんやパン、シリアル、スイーツなどの糖質を多く含む食品をたくさん摂っていたとします。この場合、食事で摂った糖質がすぐに体のエネルギーとして使われていきます。

 

さらに、エネルギーとして使われる前の糖質が余っている状態で、「朝食から昼食へ」「昼食から夕食へ」と次の食事を摂ることになってしまいます。その結果、大量に余った糖質が体脂肪に変わってしまいます。

 

その一方で、糖質ではなく脂質を中心とする食生活の場合、体を動かすためのエネルギーとして脂質や体脂肪が主に使われるようになります。これにより、体についた脂肪が燃焼されやすい状態になります。

 

また、脂質を中心とする食生活では、必要以上に摂った栄養が体の外に排出されやすくなります。これらによって、結果的に痩せやすい体に変わることができます。

 

糖質ほとんど含んでおらず、その代わりに脂質を多めに含んでいる食品として、肉や魚、卵などが挙げられます。そして、朝食・昼食・夕食で糖質を多く含む食品を控え、脂質が中心となる食生活に切り替えることで、ダイエットの成功に向かっていけるようになります。

 

さらに、脂質は胃の中にとどまる時間が長い傾向にあります。これにより、空腹を感じない時間が長くなります。そのため、糖質よりも脂質を中心とする食生活にした場合、空腹によるストレスを感じにくくなります。

 

ダイエット中などで脂質を減らし過ぎると危険

ダイエットに取り組む人の中には、「甘いものを食べ続けながらダイエットに成功したい」と考え、糖質を減らさずに脂質をほとんど摂らないようにする人がいるかもしれません。そしてこのような行動は、生命を維持する上で非常に危険です。

 

脂質には、エネルギー源となるだけでなく、「体内で働く物質や細胞の表面を守る膜の材料になる」などの重要な役割があります。そのため、食事で摂る脂質の量があまりにも少ないと、肌がカサカサになったり頭痛や脱毛などの異常が起こったりします。

 

その一方で、糖質の主な役割は「エネルギー源」と「血糖値(血液中の糖質の量を示す値)の維持」などになっています。そして、必要最低限の糖質は、糖質以外の物質を材料にして体内で作り出すことができます。そのため実際のところ、体の外から糖質を補わなくても問題ありません。

 

このことから、ダイエットでは脂質ではなく糖質を減らすようにすることが大切です。そして、脂質を十分に補っていないと、体に異常が起こってしまう危険性が高くなります。

 

このように、ダイエットでは脂質ではなく糖質を減らすようにする必要があります。これによって、体についた脂肪が燃焼されやすい「痩せやすい体」を作れるようになります。そして、安全かつ健康的に痩せていけるようになります。