ダイエット時に間食(おやつ)を摂るときのポイント

ダイエット中は、摂取カロリーを適度に抑える必要があります。そのため、一見すると、ダイエット中に間食することは、よくないように思う方がいるかもしれません。しかし、間食したもののカロリーや糖質をしっかりと計算に入れつつ量を調整すれば、間食を無理に控えようとしなくても問題ありません。

 

ただし、間食をとるにしても糖質を多く含む食品は摂らないようにすることが大切です。なぜなら、体内に入った糖質のうちエネルギーとして使われなかったものは、体脂肪として蓄積されるからです。

 

また体は、食事で摂った糖質を優先的にエネルギーとして使います。そして、糖質を摂り過ぎる食生活を送っていると、体についた脂肪がエネルギーとして使われにくくなってしまいます。そのため、間食をとるにしても、糖質をほとんど含まない食品を選ぶことが大切です。

 

そこで今回は、ダイエット時に間食をとるときのポイントについて解説していきます。

 

ダイエット中の間食では、タンパク質を含む食品を優先的に摂る

タンパク質は、日頃から多くのカロリーを消費してくれる筋肉をつくるための材料です。筋肉を付けることができれば、基礎代謝が高まり、結果的にやせやすい体になります。

 

そして、筋肉を落とさないためには、食事におけるタンパク質の割合を増やし、十分にタンパク質を摂ることが必要不可欠です。そのため、ダイエット中にどうしても間食をとりたくなったときは、タンパク質を多く含んでいる食材を適度に食べることをおすすめします。

 

タンパク質は、主に肉・魚介類・卵などに含まれています。そして、これらの食材を加工した食品のうち、糖質がなるべく含まれていないものを選ぶようにすれば、ダイエットにも支障をきたしません。

 

その条件に当てはまる食品の例としては、するめ、ビーフジャーキー、煮干しなどがあります。もちろん、これら以外にもいろいろな食品が存在します。これらの食品を上手に取り入れて、タンパク質を適度に補うようにしてみてください。

 

ダイエット中に、間食で甘いものを摂りたくなったときの対処法

上記のように、間食として推奨できるものは、タンパク質を多く含み、なおかつ糖質をほとんど含まない食品です。そして、肥満の原因となる糖質を食事や間食で摂るのは、ダイエット中の方にはとくに避けていただきたいことです。

 

しかし、そうであっても甘いものを摂りたくなってしまう方がいるかもしれません。そのようなときには、ゼロカロリーのジュースやゼリーなどを少量摂ることをおすすめします。

 

ゼロカロリーの飲食物には、砂糖の代わりに人工甘味料というものが入っています。人工甘味料には、アスパルテームやエリスリトールなど、さまざまな種類が存在します。

 

これらの人工甘味料には、砂糖の100倍以上の甘さがあるのです(人工甘味料の種類によって、甘さの度合いは異なります)。そのため、ゼロカロリー飲料に含まれている人工甘味料の量は、普通のジュースに含まれている糖質の量に比べてはるかに少ない量です。

 

しかし、ゼロカロリーの食品をとった場合、人によっては「甘いものを摂りたい」という気持ちが強くなってしまうかもしれません。そのため、ゼロカロリーの飲食物をとる場合には、食べすぎや飲み過ぎに注意してください。

 

ただそうはいっても、ゼロカロリーのジュースやゼリーなどをとることは、砂糖を多く含む食品を食べるよりは体に与える影響がとても小さいです。そのため、甘いものをどうしてもとりたくなったときには、砂糖を大量に使った食品よりも、人工甘味料を使ったゼロカロリー食品を適度に摂る方がいいといえます。

 

このように、間食としてとる食品の種類と量に気を付ければ、ダイエット中であっても間食を無理にやめる必要はありません。タンパク質を多く含み、糖質をほとんど含まない食品を選べば、適度に間食してもダイエットに支障をきたすことはありません。

 

また、間食の際にどうしても甘いものが食べたくなったときは、砂糖を多く含む食品をとるのではなく、ゼロカロリーの食品を適度にとるようにしましょう。この場合であれば、ダイエットの大敵である糖質をほとんどとることなく甘いものを味わうことができます。

 

ダイエットに適した間食を取り入れ、無理をすることなくダイエットに成功できるようにしていきましょう。