カリフラワーの栄養価・選ぶポイント・調理法

カリフラワーの栄養価、カリフラワーを選ぶ際に注目すべきポイント、カリフラワーに有効な調理法について、それぞれ述べていきます。

 

 カリフラワーの栄養価
カリフラワーに含まれる主な栄養素として、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、食物繊維があげられます。またカリフラワーには、アリルイソチオシアナートという機能成分が含まれています。

 

 ・ビタミンB1、ビタミンB2
ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群には、体内での代謝を促すという重要な働きがあります。

 

 ・ビタミンC
カリフラワーには、大量のビタミンCが含まれています。カリフラワーの場合、つぼみよりも茎の方に、より多くのビタミンCを含んでいます。カリフラワーに含まれるビタミンCには、熱を加えられても消失しづらいといった特徴があります。

 

ビタミンCには、免疫力を強くする作用があります。そのため、ウイルスによる感染症やがんを予防するのに効果的です。

 

またビタミンCは、体内におけるコラーゲンの合成の手助けを行います。そのため、肌をきれいにするのにも有効です。さらにビタミンCには、ストレスに耐える力を強くする作用もあります。

 

 ・カリウム
カリフラワーは、カリウムを含んでいます。カリウムには、体内に過剰に存在するナトリウムを排泄させる作用があります。そのため、カリウムは高血圧を予防するのに有効といえます。

 

 ・食物繊維
カリフラワーは、たくさんの食物繊維を含んでいます。食物繊維を十分に摂取することで、便秘の改善が期待できます。

 

 ・アリルイソチオシアナート
カリフラワーに含まれる機能成分として、アリルイソチオシアナートがあります。アリルイソチオシアナートは、がんの予防に有効とされています。さらに、血栓ができるのを抑える作用があります。

 

 カリフラワーを選ぶポイント
カリフラワーを選ぶ場合、以下のポイントに注目してみてください。

 

 ○カリフラワーの葉の特徴
 ・葉にみずみずしさがあるもの

 

 ○カリフラワーの房の特徴
 ・丸い形のもの
 ・白色をしているもの
 ・花蕾が密に集まり、さらに盛り上がっているもの

 

 カリフラワーの調理法
カリフラワーを細かく切り分けず、かたまりの状態でゆでてしまうと、カリフラワーが十分にゆだるまでに長い時間を必要とします。

 

そのため、カリフラワーをゆでる前に、小さな房に切り分けるようにしてみてください。さらに、カリフラワーをゆでる際にも、少量ずつに分けてゆでるのがいいです。このようにゆでることで、ゆでる際のムラを抑えることができます。

 

カリフラワーをゆでる際に、少量の小麦粉を加えることで沸点が上がります。そのため、ゆでる時間を短くすることができ、光熱費や時間の節約になります。また、カリフラワーをゆでる時間が短くなるため、カリフラワーに含まれるビタミンCの消失を少量にとどめられます。

 

ちなみに、カリフラワーをゆでるときには、酢や切ったレモンを少し加えるといいでしょう。このひと手間は、カリフラワーを白くゆで上げるのに有効です。