グリーンピースの栄養価・選ぶポイント・調理法
グリーンピースとは、サヤエンドウの実のことです。また、サヤエンドウは、エンドウ豆の若ざやのことを指します。
ここからは、グリーンピースの栄養価、グリーンピースを選ぶ際に注目すべきポイント、グリーンピースに有効な調理法について、それぞれ述べていきます。
グリーンピースの栄養価
グリーンピースの主成分となっているのは、タンパク質と糖質です。また、グリーンピースは栄養価に優れた食材となっています。
グリーンピース(生のもの)に含まれる主な栄養素には、β-カロテン、ビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2など)、ビタミンC、カリウム、食物繊維があげられます。
・β-カロテン
グリーンピースに含まれるβ-カロテンの量は、エンドウ豆よりも多くなっています。β-カロテンは、体の抵抗力を強くする作用があります。この作用は、がんの予防や老化の予防に有効なものです。
またβ-カロテンには抗酸化作用や、肌の健康を維持する効果があります。
・ビタミンB1
グリーンピースは、ビタミンB1を多く含む食材です。ビタミンB1には、糖質をエネルギーへと変換する作用があります。またビタミンB1は、疲労回復に有効な成分でもあります。
・ビタミンB2
グリーンピースには、ビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB2は、肌をきれいにするのに有効です。
・ビタミンC
グリーンピースには、エンドウ豆よりも多い量のビタミンCが含まれています。ただし、水煮の缶詰に加工されたグリーンピースの場合、ビタミンCの含有量は0だといわれています。
ビタミンCには、肌をきれいにする作用や、抗酸化作用があります。またビタミンCには、免疫力を強くする効果があるため、老化やがんの予防も期待できる栄養素です。
・カリウム
グリーピースは、カリウムを多めに含んでいます。カリウムには、体の中で余ったナトリウムを、体の外に送り出す作用があります。カリウムによるこの作用は、腎臓の疾患や高血圧を予防するのに有効です。
・食物繊維
グリーンピースは、たくさんの食物繊維を含む食材です。食物繊維には、糖質の吸収を抑える作用があります。この作用は、メタボリックシンドロームなどの予防に有効です。
また、便秘の改善についても、食物繊維は有効な成分です。
グリーンピースを選ぶポイント
グリーンピースを選ぶ場合、以下のポイントに注目してみてください。
○グリーンピースの豆の特徴
・豆の色が濃い緑色のもの
・豆の大きさが均等なもの
・豆の大きさが大きいもの
・豆に厚みがあるもの
○グリーンピースのさやの特徴
・中の実が端の方までぎっしりと入っているもの
・みずみずしさがあるもの
・濃い緑色をしているもの
グリーンピースの調理法
さやからグリーンピースを出した場合、グリーンピースの皮は即座に硬くなってしまいます。そのため、グリーンピースを買う場合には、さやが付いた状態のものを買うことをおすすめします。