ダイエット中に飲み会に参加するときに注意すべきポイント − 健康と医療の情報局

ダイエット中に飲み会に参加するときに注意すべきポイント

 

ダイエット中の人の中には、会社の同僚や友人の付き合いなどで、飲み会に行く機会が多い人がいます。また、上司や取引先の接待のために、ほぼ強制的に飲み会に出席しなければならない人もいます。

 

このような人の場合、「ダイエットのために食事内容を改善したいけど、飲み会続きでとても実行できない」と考えてしまうことが多いです。

 

しかし実際には、飲み会に出席することが多かったとしても、ダイエットを成功させることはできます。ただそのためには、飲み会で飲むお酒や食べるおつまみに注意することが大切です。

 

そこで今回は、「ダイエット中に飲み会に参加するときに注意すべきポイント」について解説していきます。

 

 

ダイエット中の飲み会では、会場に着く前に空腹を満たしておく

 

ダイエット中に飲み会に参加する場合、空腹のまま会場に到着しないようにすることが大切です。そして、飲み会に参加する前に食べておくものについても、ぜひ守るべきポイントがあります。

 

ダイエット中の飲み会では、空腹の状態で出席しない

ダイエット中に飲み会に出席する人の中には、「飲み会でたくさん食べてしまうはずだから、その分だけほかの食事を軽く済ませよう」と考える人がいます。このような考えをもつ人の場合、夜の飲み会に備えるために、朝食や昼食の量を少なくしようとします。

 

一見すると、このような行動には問題点がなく、むしろ理に適っているかのように思えます。しかし実際のところ、朝食や昼食の量を減らすなどして、空腹の状態で飲み会に参加するのは避けなければいけません。

 

なぜなら、朝食や昼食などを少なくして空腹の状態で飲み会に参加すると、食欲が強くなってしまうからです。この場合、フライドポテトなどの高カロリーのおつまみを食べ過ぎてしまう可能性が高いです。

 

さらに、お酒を飲んだ後に食べたものは、体脂肪に変わりやすいです。これには、お酒を飲んだときの肝臓の働きが関係しています。

 

お酒を飲むと、肝臓はお酒に含まれるアルコールの分解を行うようになります。すると肝臓は、食べたものに含まれる栄養を体のエネルギーとして保管することができなくなります。

 

そのため、お酒を飲んだ後に食べたものの場合、食べたものに含まれる栄養がそのまま体脂肪として蓄えられやすくなります。このことから、お酒を飲んだ後のドカ食いは、お酒を飲まないときのドカ食いに比べて太りやすいといえます。

 

これらの事態を避けるためには、飲み会当日に朝食や昼食を減らすのをやめ、空腹のまま飲み会に参加しないようにすることが大切です。要するに、飲み会の会場に入る前に空腹を満たしておくことが重要になります。

 

飲み会に出席する前に食べておくと良いものとは

飲み会に出席する前に食べておくと良い食品として、「チーズやヨーグルトなどの乳製品」が挙げられます。これらの乳製品を食べた後は、空腹感を覚えにくくなります。これによって、食欲が強まりにくくなり、飲み会に出席した後のドカ食いを防げるようになります。

 

また、チーズなどの乳製品を食べると、胃の中に脂肪分の膜ができます。この膜により、飲み会でのアルコールの吸収をゆるやかにすることができ、悪酔いを防げるようになります。

 

さらに、乳製品による脂肪分の膜により、食べたものに含まれる栄養の吸収もゆるやかになります。これによって、飲み会時に食べたものに含まれる栄養が脂肪として蓄積しにくくなります。

 

飲み会に出席する前に食べると良い乳製品のうち、スーパーやコンビニなどで手軽に買えるものには、主に以下のような食品が挙げられます。

 

・プロセスチーズ
・カマンベールチーズ
・ヨーグルト飲料
・カップのヨーグルト
・脂肪分が多い牛乳

 

そのほかにも、飲み会の前に食べておくと良い食品として、アーモンドなどの「食物繊維を多く含む食品」が挙げられます。

 

食物繊維が胃の中に入ると、その後に食べたもののに含まれる栄養の吸収が抑えられるようになります。これにより、食べたものに含まれる栄養が、脂肪として蓄えられにくくなります。

 

また、食物繊維を多く含む食品も、乳製品と同様に腹持ちが良いです。そのため、飲み会の前に食物繊維を含む食品を食べておくことで、空腹感を覚えにくくすることができます。

 

なお、食物繊維を多く含む食品のうち、スーパーやコンビニなどで手軽に買えるものには、主に以下のような食品が挙げられます。

 

・アーモンド
・クルミ
・おでんのコンニャク
・大豆バー(大豆で作られた栄養補助食品)
・酢コンブ
・ひじきの煮物
・おからの和え物
・ワカメのみそ汁

 

このように、ダイエット中に飲み会に出席する場合、空腹の状態で会場に到着しないことが大切です。なぜなら、空腹のまま飲み会に参加してしまうと、食欲に負けてドカ食いしてしまう恐れがあるからです。

 

さらに、お酒を飲みながら食べたものは、普通に食事を摂る場合に比べて脂肪として蓄積されやすいです。

 

これらの事態を避けるためには、飲み会の会場に入る前に、チーズなどの乳製品やコンニャクなどの食物繊維を多く含む食品を食べておくことが重要です。

 

これによって、空腹を満たしておくことができるうえに、飲み会で摂ったアルコールや栄養の吸収をゆるやかにすることができます。これにより、悪酔いや脂肪の蓄積を抑えられるようになります。

 

飲み会では、最初に枝豆とヘルシー食品を食べると痩せる

 

飲み会が始まると、最初からフライドポテトや唐揚げといった「高カロリーで太りやすい食品」ばかりに目が行きがちです。このようなメニューをたくさん食べてしまうと、当然ながら体脂肪が多く蓄積され、肥満に近づいてしまいます。

 

しかし、飲み会で食べられるメニューの中には、高カロリーな食品だけでなく、低カロリーなメニューやダイエットに有効な食べ物も多く存在します。そして、ダイエットに適した食品を上手に摂りいれることで、体を痩せる方向に向かわせることができます。

 

飲み会が始まったら、最初に枝豆を食べる

飲み会で食事を摂る際に、ぜひとも最初に注文しておきたい食品として「枝豆」が挙げられます。なぜなら、枝豆はダイエットを成功させるのに有効な成分や特徴が備わっているからです。

 

枝豆に豊富に含まれる成分の1つとして、「食物繊維」が挙げられます。枝豆のように食物繊維を含む食品を食べることで、胃腸の機能が高まって活発に動くようになります。すると、体に溜まった内臓脂肪などが胃腸の運動により多く使われるため、余分な脂肪を燃焼できます。

 

また、食事で摂った糖質のうち、エネルギーとして使われなかったものは体脂肪として体に蓄えられます。このとき、あらかじめ食物繊維を体内に摂りいれておくと、その後に食べたものに含まれる糖質の吸収を抑えられます。これにより、糖質が脂肪に置き換わる量を少なくすることができます。

 

そのほかにも、枝豆に多く含まれる成分の1つとして、「メチオニン」が挙げられます。

 

メチオニンには、アルコールの分解を促す作用があります。そのため、居酒屋でメチオニンを豊富に含む枝豆を積極的に食べることで、二日酔いや悪酔いを予防することができます。

 

さやに入った枝豆を食べるときのダイエット効果

また、飲み会で枝豆を注文すると、中身(食べる部分)がさやに入ったままの状態で提供されます。そのため、枝豆を食べるときには、1つ1つ枝豆を手にもって中身を押し出して口に入れることになります。

 

これにより、枝豆を食べるときには、食べるスピードが自然とゆっくりになります。そしてこのことは、ダイエットを成功に近づけるために大きな意味があります。

 

食べる速度が遅い場合、その分だけ血糖値(血液に含まれる糖質の量)の上昇も遅くなります。血糖値の上昇がゆるやかだと、「血液中の糖質を脂肪に変えるホルモン」の分泌量が少なくなります。これにより、食事で摂った糖質による脂肪の蓄積を抑えられるようになります。

 

さらに、食べるスピードがゆっくりであれば、その分だけ少ない食事量で満腹感を得ることができます。

 

私たち人間が食事を始めてから満腹感を抱くまでには、10〜20分くらいの時間がかかると考えられています。そのため、食べる速度が早ければ早いほど、満腹感を覚えるまでに食事量が多くなりすぎてしまいます。

 

その一方で、食事の速度が遅くなればなるほど、結果的に食事の量が少なくても満腹感が訪れることになります。そのため、枝豆のように食べるスピードがゆるやかになるものを摂ることで、ダイエットで避けるべき食べ過ぎを回避できるようになります。

 

このように、枝豆には食物繊維が豊富に含まれており、枝豆を食べることで血糖値の上昇がゆるやかになります。これによって、脂肪の蓄積を抑えられるようになります。また、枝豆にはメチオニンという成分も多く含んでおり、これによって二日酔いや悪酔いを防止することができます。

 

また、枝豆はさやに貼ったままの状態で提供されるため、自然と食事のスピードが遅くなります。これにより、満腹感を覚えるまでに少ない食事量で食事を終えられるようになります。さらに、血糖値の上昇をゆるやかにして、脂肪の蓄積を少なくすることができます。

 

そのため、ダイエット中に飲み会で食事を摂る場合には、最初のドリンクと一緒に枝豆も注文して積極的に食べるようにしましょう。

 

枝豆以外の植物性食品もダイエットに良い

先ほど述べたように、ダイエット中に飲み会に参加するときには、枝豆を食べることがおすすめです。ただ、枝豆だけを食べていては、さすがに飽きますし、飲み会を楽しめなくなってしまいます。

 

実際のところ、飲み会の会場となる居酒屋などでは、枝豆のほかにもダイエットに適した植物性食品を注文することができます。そのうちの主な食べ物として、野菜・海草・キノコなどをメインに使った料理が挙げられます。

 

これらの植物性食品を使ったメニューには、枝豆と同様に食物繊維が多く含まれています。そのため、野菜・海草・キノコなどの植物性食品を使った料理を食事の最初に食べるようにすることで、その後に食べたものの糖質の吸収を抑えることができます。

 

また、野菜・海草・キノコなどの植物性食品を使った料理には、健康に有効なビタミンやミネラルも豊富に含まれています。そのため、これらの食品を食べることで、より健康的にダイエットを成功できるようになります。

 

なお、野菜・海草・キノコなどの植物性食品を使った料理の具体例としては、以下のようなメニューが挙げられます。

 

・野菜サラダ
・冷やしトマト
・生キャベツ
・海藻サラダ
・もずく酢
・キノコの炒め物

 

飲み会に参加して居酒屋などで食事を摂るときには、枝豆に加えて野菜や海藻、キノコ類を使ったメニューを積極的に食べるようにしましょう。これによって、ダイエットに有効な食物繊維を多く摂りいれることができます。さらに、ビタミンやミネラルも補うことができ、より健康的にダイエットできるようになります。

 

お酒に含まれるカロリーを理解する

 

お酒のカロリーを具体的な数値でいうと、純粋なアルコールのカロリーの場合、1gにつき7.1キロカロリーとなっています。そのため、仮に100gの純粋なアルコールを飲んだ場合、それだけで710キロカロリーを摂ってしまうことになります。

 

もちろん、実際に純粋なアルコールを飲むことはできませんが、世の中に出回っているお酒はどれも高カロリーなものばかりです。

 

しかし、お酒に含まれている「アルコールのカロリー」は、体内に摂りいれても体脂肪として蓄えられにくいです。その理由は、アルコールとしてのカロリーは、お酒を飲むとすぐに体温の上昇などに利用されるからです。

 

そのため、お酒に含まれるカロリーのうちアルコールのカロリーについては、どれだけカロリーが高くてもそこまで心配する必要はありません。

 

お酒には原料のカロリーも含まれる

しかしお酒のカロリーには、アルコールのものだけでなく、原料のカロリーも含まれています。例えば、ビールであれば麦のカロリーも含まれており、ワインであればブドウのカロリーも存在します。

 

お酒の原料に含まれるカロリーは、アルコールのカロリーとは異なり、脂肪として体内に蓄積しやすいです。そのためダイエット中は、お酒のアルコールに含まれるカロリーではなく、お酒の原料に含まれるカロリーに注意することが重要です。

 

飲んでも太りにくいお酒の種類とは

 

世の中に出回っているお酒を大きく分けると、「醸造酒(じょうぞうしゅ)」「蒸留酒(じょうりゅうしゅ)」「混成酒(こんせいしゅ)」の3つに分類することができます。

 

醸造酒(じょうぞうしゅ)

醸造酒(じょうぞうしゅ)とは、「酵母を使って原料をアルコール発酵させることで作られたお酒」のことをいいます。醸造酒に当てはまるお酒には、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・ビール
・日本酒
・ワイン
・紹興酒
・発泡酒

 

蒸留酒(じょうりゅうしゅ)

蒸留酒(じょうりゅうしゅ)とは、「醸造酒を蒸留することによって作られたお酒」のことをいいます。

 

そして蒸留とは、「液体に熱を加えたときに発生した蒸気を冷やし、それを液体に戻すこと」を指します。つまり、醸造酒を加熱してアルコールなどの成分を蒸発させ、その気体を冷やして液体に戻したものが蒸留酒になります。

 

また、蒸留酒に当てはまるお酒には、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・焼酎
・ウイスキー
・ブランデー
・ウォッカ
・テキーラ
・ラム

 

混成酒(こんせいしゅ)

混成酒(こんせいしゅ)とは、「醸造酒や蒸留酒に果物や薬草などの成分を混ぜて作るお酒」のことをいいます。混成酒に当てはまるお酒には、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・リキュール
・梅酒
・ベルモット
・白酒
・薬酒

 

どのお酒を選べば太りにくくなるのか

醸造酒には、アルコールのカロリーだけでなく原料のカロリーも多く含まれています。そのため、ダイエット中にお酒を飲むときには、醸造酒をできるだけ避けるようにすることが大切です。

 

その一方で蒸留酒の場合、原料に含まれるカロリーが蒸留によって失われています。そのため蒸留酒は、お酒の原料としてのカロリーをあまり含んでいません。

 

また混成酒の場合、蒸留酒を材料として作られたものであっても、それに混ぜたものに含まれるカロリーが追加されています。特に、甘いジュースや果汁などを加えて作られたカクテルの場合、カロリーがかなり高い傾向にあります。

 

これらのことから、ダイエット中に飲み会に参加するときには、できるだけ蒸留酒を選んで飲んだ方が太りにくいといえます。

 

蒸留酒が苦手な場合の対処法

また人によっては、「飲み会でお酒を飲みたいけど、蒸留酒はアルコール度数が高いから苦手」という方もいます。その場合、蒸留酒を水やお湯、お茶、炭酸水などのカロリーがないもので割ったものを選びましょう。その主な例としては、以下のようなものが挙げられます。

 

・蒸留酒の水割り
・蒸留酒のお湯割り
・ハイボール(ウイスキーを炭酸水で割ったもの)
・緑茶ハイ(焼酎を緑茶で割ったもの)
・ウーロンハイ(焼酎をウーロン茶で割ったもの)

 

これらのお酒であれば、蒸留酒に比べてアルコール度数が低いうえに、蒸留酒と同じく原料のカロリーが少なめです。そのため、蒸留酒を飲むのが苦手な場合には、蒸留酒をカロリーがないもので割ったお酒を飲むようにしましょう。

 

太りにくいお酒の飲み方を理解する

飲み会が始まるとき、多くの人はビールを注文します。そして人によっては、ビールをそれほど好きでなくても、その場の雰囲気で何となくビールを飲み続けてしまいます。これでは、醸造酒であるビールを飲み過ぎ、肥満に近づくことになってしまいます。

 

そのため、飲み会に参加していて「飲むお酒はビールでなくても良い」と感じたときには、迷わずブランデーやウイスキーなどの蒸留酒を飲むようにしましょう。これにより、お酒によるカロリーの摂取量を少なくすることができます。

 

人によっては、ウイスキーや焼酎を濃いまま飲むのに抵抗を感じるかもしれません。この場合には、先ほど述べた通り、水割りやハイボール(ウイスキーに炭酸水を加えたもの)を選べば問題ありません。

 

また、ビールなどの醸造酒から飲むお酒を切り替える場合、特におすすめなのが先ほど挙げた「ウーロンハイ」です。ウーロンハイに使われるウーロン茶には、「ウーロン茶重合ポリフェノール」という成分が含まれています。

 

この成分には、脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあるため、ウーロンハイを飲むことで脂肪の蓄積をより少なくすることができます。

 

飲み会のメイン料理として、肉料理を上手に摂りいれると痩せる

 

ダイエット中に飲み会に参加したときに、ぜひ積極的に摂りたい食品の1つとして「肉を使った料理」が挙げられます。これには、肉に多く含まれる栄養素が大きく関係しています。

 

また、肉を使った料理を食べる場合、その前に注文して取っておいたほうが良い料理もあります。その食品を食べた後で肉類の料理を食べることで、より大きなダイエット効果を得ることができます。

 

肉料理を食べることのメリット

飲み会では、さまざまな肉料理を食べることができます。そして肉には、「タンパク質」という栄養が豊富に含まれています。タンパク質は、私たちの内臓や筋肉などの材料になる役割があります。そしてタンパク質を補うことで、筋肉をさらに強くすることができます。

 

筋肉は、私たちが何もしていなくてもエネルギーを消費し続けています。そして、タンパク質の摂取によって筋肉が強まることで、筋肉はさらに多くのエネルギーを消費するようになります。

 

そのため、肉に含まれるタンパク質を補って筋肉を強化することで、日頃から多くのエネルギーを消費する痩せやすい体になることができます。

 

ただし、ダイエットにおいて、肉料理であればどのようなものでも食べていいわけではありません。その理由は、肉の部位によって食べたときに太りにくいかどうかが異なるからです。

 

脂質が多めの肉類は控えめにする

肉の中でもカルビやサーロインなどは、タンパク質に加えて脂肪分を大量に含んでいます。これらの肉を多く食べると、脂質を摂りすぎてしまい、体内への脂肪の蓄積を招く恐れがあります。

 

飲み会でよく食べられる肉のうち、脂質を多く含むものの例を以下に示します。

 

・牛カルビ
・牛ロース
・牛バラ肉
・牛サーロイン
・豚バラ肉
・焼き鳥の鶏皮
・鶏の手羽先

 

脂質が少なめの肉類を優先的に注文する

その一方で、モモ肉やヒレ肉などの赤身肉は、タンパク質を多く含んでいるものの脂質はそれほど多くありません。そのため、これらの肉を使った料理であれば、脂肪の摂りすぎを抑えつつタンパク質を補うことができます。

 

飲み会でよく食べられる肉のうち、脂質の量が少なめのものの例を以下に示します。

 

・牛モモ肉
・牛ヒレ肉
・牛ひき肉
・豚モモ肉
・豚ヒレ肉
・鶏ささみ
・鶏ムネ肉

 

内臓系の肉類を食べるときの注意点

飲み会で食べられる肉の中には、レバーなどの内臓(ホルモン)が存在します。内臓系の肉も、赤身肉と同様にタンパク質を多く含む一方で、脂質をあまり含んでいません。そして内臓系の肉には、糖質の分解を促す効果をもつ「ビタミンB」などの成分も豊富に含まれています。

 

このことから、ダイエット中は赤身の肉だけでなく、レバーなどのホルモンも食べることも有効だといえます。主な内臓系の肉としては、以下のようなものが挙げられます。

 

・牛レバー
・牛ミノ
・豚レバー
・モツ
・砂肝

 

ただ、内臓系の肉には、「プリン体」という成分も多く含まれています。プリン体が体内に入ると、尿酸という物質に変わります。そして、体内に大量の尿酸が溜まると、それによって関節痛などの症状を示す病気(痛風)を起こす恐れがあります。

 

そのため、医師に痛風の疑いを指摘されている方の場合、レバーなどの内臓系の肉は食べ過ぎないように注意しましょう。

 

このように、メイン料理として肉を使った食品を食べるときには、タンパク質が多くて脂質が少ない赤身肉を使った料理を選ぶようにしましょう。これによって、脂質の過剰摂取を抑えながら、ダイエットに役立つタンパク質を補うことができます。

 

太りにくい揚げ物の食べ方

 

飲み会では、さまざまな揚げ物やお酒を楽しむことができます。このとき、揚げ物やお酒を極度に我慢してしまうと、飲み会を満足に楽しむことができなくなってしまいます。さらに、ダイエットそのものに嫌気がさして、途中で挫折してしまう危険性もあります。

 

そのため、ダイエット中に飲み会に参加したときには、揚げ物やお酒を無理に我慢するのは避けることが大切です。そして、食べ方や飲み方を工夫することで、普通に摂ったときよりも太りにくくすることができます。

 

揚げ物にレモン汁をかける

飲み会でから揚げなどの揚げ物を注文したとき、付け合わせとしてレモンが添えられた状態で提供されることが多いです。そしてレモンには、ダイエットの成功をサポートする働きが備わっています。

 

レモンや酢を揚げ物にかけることで、血糖値(血液中の糖質の量)の上昇をゆるやかにすることができます。血糖値が上がる速度が遅い場合、その分だけ糖質を脂肪に置き換えるホルモンの分泌量が減ります。これによって、揚げ物のカロリーが脂肪として蓄積される量を、より少なくすることができます。

 

このことから、揚げ物にレモン汁をかけてから食べることで、揚げ物による脂肪の蓄積をより少なくすることができます。そのため、飲み会で揚げ物を食べるときには、必ず付け合わせのレモンの汁をかけてから摂るようにしましょう。

 

揚げ物は、なるべく太りにくいものを選ぶ

飲み会で食べられる揚げ物料理には、フライ・天ぷら・から揚げ・素揚げなどのさまざまな種類が存在します。これらのうち、ダイエット中は特に控えるべきものはフライです。

 

フライの場合、その衣として小麦とパン粉が使用されています。これらには、糖質が多く含まれるため、他の揚げ物に比べて太りやすいです。

 

体内に糖質を摂りいれた場合、それらは体のエネルギーとして優先的に使われます。しかし、エネルギーとして消費されなかった糖質は、体脂肪に置き換えられて体内に蓄積してしまいます。

 

このような事態を避けるためにも、揚げ物の中でも糖質が多いフライはなるべく食べないようにすることが大切です。フライに当てはまる食品には、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・エビフライ
・カキフライ
・白身魚のフライ
・イカリング
・オニオンリング

 

ダイエット中に飲み会に参加した場合、これらのフライはできるだけ摂らないようにしましょう。そして、揚げ物料理を注文するにしても、天ぷら・から揚げ・素揚げから選ぶようにすることが大切です。具体的なメニューの例としては、以下のような料理になります。

 

・野菜の天ぷら
・魚のから揚げ
・鶏のから揚げ
・海老天

 

これらの揚げ物料理であれば、同じ量のフライを食べるよりも脂肪の蓄積を抑えやすいです。しかし、フライほどでなくても、これらの食品も太りやすいものであるため、食べ過ぎには十分に注意しましょう。

 

ダイエット中、フライドポテトはなるべく避ける

また、素揚げに当てはまる料理の中でも、フライドポテトはできるだけ避けなければいけない食品です。それは、フライドポテトの材料であるジャガイモに、糖質が多く含まれているからです。

 

食事などで糖質が体の中に入った場合、血糖値(血液中の糖質の濃度)が上がります。すると、すい臓から「インスリン」という名前のホルモン(化学物質)が放出され、上がっていた血糖値が急激に下がります。

 

このとき、血液中に存在している糖質は、インスリンの働きで脂肪に変換され、内臓などに溜め込まれてしまいます。

 

さらに、体内に糖質が入ってくると、体は糖質をメインのエネルギー源として利用するようになります。このとき、体内に蓄えられた脂肪(内臓脂肪など)がエネルギー源として使われにくくなってしまいます

 

つまり、フライドポテトなどの糖質が多い食品を食べる量が多くなるほど、脂肪の蓄積が進みやすくなってしまいます。これにより、脂肪を燃焼しづらい太りやすい体になってしまいます。

 

そのため、ダイエット中の飲み会では、フライに加えてフライドポテトもできるだけ食べないように気を付けましょう。

 

穀物を使ったおつまみは控えるべき

 

飲み会で食べられる料理の中には、「穀物を使ったおつまみ」が多く存在します。より具体的にいうと、米や小麦などをメイン使った料理のことです。そして、穀物を使ったおつまみも、揚げ物料理と同様にカロリーが高い傾向にあります。

 

米や小麦などを使った料理の具体的な例として、以下のようなものが挙げられます。

 

・チャーハン
・ピラフ
・ビビンバ
・ピザ

 

また、穀物を使った食品には、大量の糖質が含まれています。既に述べたように、食事などで糖質が体の中に入ると血糖値が上昇します。このとき、すい臓から分泌されるインスリンの働きで、血液内の糖質が脂肪に変換されて体内に蓄積されます。

 

さらに、体は体内に蓄えられた脂肪よりも、糖質をメインのエネルギー源として利用するようになります。これにより、脂肪の燃焼が起こりにくくなってしまいます。

 

そのためダイエット中は、穀物を使ったおつまみをできるだけ避けるようにしましょう。

 

飲み会後に締めのラーメンを食べたくなる理由とその対処法

 

飲み会に参加したとき、人によってはなぜか飲み会後に食欲を感じてしまい、「締めのラーメン」と称してラーメンなどの料理を食べたくなることがあります。もし、この食欲に従って普通に食事を摂ってしまった場合、当然ながら肥満に近づいてしまうことになります。

 

またこのとき、「既に飲み会でたくさん食べているから、食事は我慢しなければ」と考えて、無理やり食欲を抑え込もうした場合、強いストレスを感じてしまうことになります。これにより、後日ドカ食いをしてしまう恐れがあります。

 

これらのことから、飲み会後に「何かを食べたい」と感じたときは、精神的に無理のない方法で食欲をかき消すことが大切です。そして、飲み会後に食欲を感じることには、私たち人間がもつ脳の特徴が関係しています。

 

飲み会後に締めのラーメンを食べたくなるのはなぜか

私たち人間がもつ脳は、同時に1つの物事しか処理をすることができません。さらに脳は、食事を摂るときよりも他人とコミュニケーションをとるときの方が、より強い集中力を必要とします。そして飲み会では、食事ではなくコミュニケーションが中心になります。

 

そのため、飲み会に参加したとき、脳は食事よりも他人との会話の方に意識を向けてしまいます。これにより、他人と会話をしながら料理を食べたりお酒を飲んだりしているにもかかわらず、「食事を摂った気がしない」と感じてしまうのです。

 

もしこのまま、食事に対する満足感を得られないまま飲み会を終えてしまった場合、食後の満腹感を得るためにラーメンなどを食べたくなってしまいます。そして、帰り道にラーメン屋などの飲食店を見かけたとき、我慢できずに立ち寄りたくなってしまいます。

 

脳に「食事を摂ったこと」を認識させる方法

このような事態を避けるためには、「脳に「食事を摂ったこと」を認識させること」が有効です。より具体的にいうと、飲み会の最中に食事の方に意識を向けることができれば、飲み会後に「何かを食べたい」という気持ちが芽生えないようにすることができます。

 

しかしこの場合、他人とのコミュニケーションに意識を十分に向けられなくなり、話し相手への受け答えが適切にできなくなる可能性が高いです。

 

これでは、コミュニケーションの場である飲み会に参加する意義がなくなってしまいます。さらに、会話が上の空になった場合、話し相手に不愉快な思いをさせてしまいます。

 

このことから、飲み会に参加しているときに食事に対して意識を向けるのは、飲み会後の食事を回避する方法として適切ではありません。それでは、どのような方法をとれば、「締めにラーメンを食べたい」といった気持ちを抑え込むことができるのでしょうか。

 

飲み会で食べたものを思い出し、締めのラーメンを回避する

飲み会後に沸き起こった食欲を無理なく抑える方法として、「飲み会が終わった後に、飲み会中に食べたものを思い出すこと」が挙げられます。これは非常に簡単な手法ではありますが、その効果は大きいです。

 

この方法をとるとき、飲み会中に食べたものをできるだけ鮮明に思い出すことが重要です。つまり、食べたものの味やにおい、見た目などをできるだけ詳しくイメージするようにします。

 

例えば、あなたがある日飲み会に参加したと仮定します。そして、飲み会が終わって参加者全員が帰宅する雰囲気になったため、あなたも自宅に帰ることにしたとします。

 

このとき、帰り道の途中で「何かを食べたい」という感情が沸き起こった場合、飲み会で食べた料理をイメージし、「あの料理はおいしかった」「あの料理は少しくどかったかな」といったことを考えるようにします。

 

このような形で、帰り道を行きながら飲み会で食べたものを思い返すようにすれば、「締めにラーメンか何かを食べたい」といった感情が次第に消えていきます。これにより、脳に「飲み会で食事を摂った」ことを認識させることができ、飲み会後の食事を避けられるようになります。

 

まとめ

 

このように、ダイエット中に飲み会に出席する場合、会場に到着する前にチーズなどで小腹を満たしておくことが大切です。そして、醸造酒よりも蒸留酒を選び、枝豆など植物性食品やヒレ肉などの太りにくいおつまみを食べ、揚げ物や穀物を使った料理はなるべく避けることが重要になります。

 

また、飲み会後にラーメンなどを食べたくなった場合、飲み会で食べたものを思い出せば自然と食欲を抑えられるようになります。これらのポイントに気を付けることで、飲み会に出る機会が多い人であっても無理せず痩せられるようになります。